梅本哲信 アメリカの老舗であたたかなオニオンスープを
梅本哲信です!
アメリカに行った際にちょっと立ち寄っていただきたいお店!
ご紹介させていただきます!
「おいしいスープ」という名のフレンチビストロで、濃厚なオニオンスープを
ニューヨークのミッドタウンに、フレンチ・オニオンスープがおいしいと評判のフレンチビストロがあります。創業1973年の知る人ぞ知る名店で、日本の著名人やニューヨーカーに愛されているお店です。
お店の名前は「ラ・ボン・スープ」。フランス語で「おいしいスープ」という意味です。早速足を運んでみました!フレンチハンバーガーやクレープも人気のお店
ニューヨークのミッドタウン55丁目の五番街と六番街の間に、創業43年のフレンチビストロがあります。現オーナーのイーヴ・ピコさんのお父さん、亡きジャンポールさんが1973年にオープンしたお店です。
店名はフランス語で「おいしいスープ」という意味なのですが、イーヴさんによると「スープ専門店によく間違われるんだけど、スープだけではなくてキッシュやクレープ、フレンチハンバーガーなども人気だよ」と言います。ではなぜ“ラ・ボン・スープ(おいしいスープ)”なのでしょうか?“グッドライフ(いい人生)”という意味も
「若い世代のフランス人は知らないと思うけど、“ラ・ボン・スープ”というのは実は“グッドライフ(いい人生)”という意味でもあるんだよ」
イーヴさんのお母さんで、創業者ジャンポールさんの奥様であるモニークさんによると、1950年代に流行した芝居や映画の中で使われた古い言い回しで、当時を知る世代の人しか知らない言葉なのだとか。日本の著名人もこのお店の大ファン
スープの専門店ではないにせよ、「アメリカ人が好きだから」ということでスープメニューには力を入れているようです。メニューのトップには、週代わりのスープ、トマトスープ、ニューイングランド・クラムチャウダーなど、スープメニューが並んでいます。
この中でも一番人気はフレンチ・オニオンスープ(10ドル)。「日本のアンジェリーナ・ジョリーもニューヨークに来たときは、よく食べに来てくれるよ」とのこと。誰かと思ったら、女優の米倉涼子さんでした! テレビ番組でこの店のフレンチ・オニオンスープがお気に入りと紹介したそうで、米倉さんのファンもよく食べに来てくれるのだとか。オーブンから出されたアツアツのスープ
では早速、オーブンから出されたばかりのアツアツのフレンチ・オニオンスープをいただいてみました。
「タマネギやフレンチバケットが沈んでいるから、スプーンで奥からすくってみて」というアドバイスのもと、スプーンを入れてすくってみると、香ばしい甘みのあるグリエールチーズが糸を引いて食欲をそそります。
アツアツのスープはコクがあり濃厚。大きめにカットされたフワフワのバケットとキャラメル色にソテーされたみじん切りのオニオンが入っていて、とてもジューシー。創業当時からの変わらないレシピ
フランスの家庭料理であるオニオンスープは家によって味もレシピも異なるそうです。この店のオニオンスープの人気の秘密は、「タマネギを5時間かけてソテーして甘みを引き出している。ストック作りもそうだし、とにかく手間ひまかけて作っていることが長く愛される理由かな」とイーヴさん。
そして、「創業当時からのレシピを変えてないこともね」と付け加えてくれました。
スープはセットメニュー(22ドル)もあり、サラダ、デザート、ワインなどのドリンクが付いてお得です(オニオンスープのセットは23ドル)。
また、本場フランスの“ツウの食べ方”は、ボウルの淵についたチーズまで残さないことだとか。でもスプーンでは淵にこびりついたチーズを綺麗にすくえませんよね。フランス人は、両手を使って淵のチーズまで全部食べきるそうですよ。
ニューヨークを訪れてフレンチ・オニオンスープをいただく機会があれば、ぜひこの“ツウの食べ方”で最後まで綺麗に食べてみてくださいね。La Bonne Soupe(ラ・ボン・スープ)
アメリカ合衆国 48 W. 55th St, New York, NY 10019 U.S.A.MAP
212-586-7650
11:30 - 23:00 (金曜、土曜~23:30、日曜日~22:30)
無休
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取材・文・写真: 安部かすみ
写真で見ただけでも食欲をそそられます!
知る人ぞ知る有名なお店では、
創業当時から変わらないオニオンスープが
ここに通う人々の心身を癒してくれのですね~
ぜひ一度味わってみたいものです。
いつ行っても良いでしょうが、
できれば冬に楽しみたいですね!
梅本哲信がお送りしました!